市政の動き−議会・政策・見解
【11年11月議会報告1】うかいミュージアム
管理委託料2億円余も上回る!
今年8月オープンのうかいミュージアム「鵜飼伝承館」の向こう5年間の委託料と管理者が賛成多数で可決されました。日本共産党は次のような理由で反対しました。
初めからこの業者ありき
市が計画していた委託料は「乃村工藝社」(管理者に決定した企業体の構成員)の提案を採用。しかし今回の決定は額はそれを2億円余も上回っています。(2億6489万円から4億7714万円に)
反対したのは、共産・市政自民・無所属クラブです。
乃村工藝社は平成15年度基本構想(コンペ)、20年度整備計画(プロポーザル)、さらに22年度は展示物制作(入札)、建築工事管理(随契)に至るまで関わってきています。つまり企画をした業者に応募資格を与えることはフェアーとは言えません。はずすべきです。
市は応募資格要件を市外・県外企業OKと緩和していますが、市内業者育成の観点がありません。
(写真はうかいミュージアム建設現場にて堀田市議)
秘密の事業計画書
私たちに出された資料はほぼ黒塗り。読み取れるのは目次と類似施設の料金表など。何億も税金を費やすのにその内容は企業秘密というのです。白紙委任ならぬ“黒塗り委任”などはもってのほかです。(写真)
鵜飼伝承の放棄
世界遺産登録を目指そうというのに、始めから企業に管理を丸投げしていいのでしょうか?
賛成会派が「決議」で取り繕い
賛成会派の議員からも、この施設の管理者指定には疑義があると言わざるを得ず、決議案を提出しましたが、その中身は委託料を「ちょっとマケテ」という程度で、パフォーマンスとしか言えません。