市政の動き-議会・政策・見解
【12年3月議会報告3】黒塗りのうかい伝承館(うかいミュージアム)
本当にこんなに必要?高い管理料
8月オープン予定の「長良川うかい伝承館(うかいミュージアム)」、今年度の管理料1億300万円余が議会に上程されました。
昨年11月議会で、当初計画の2倍近い管理料(5年間で約4億7700万円)と指摘されたのをうけ、管理料の見直しが行われた上での予算計上です。しかし今年度はわずか2000万円減額されただけであり、1日あたり483万円かけて管理することとなります。当初の計画(1日当たりの管理費128万円)と比較しても4倍近くに膨らんだ予算であり、市民にとって理解できるものではありません。
運営計画も明らかにされず
高い管理料の理由が明らかにされないことも問題です。11月議会と同様、私たちに出された事業計画は黒塗りで何も分かりません。読み取れるのは目次や類似施設だけ。市民の税金で建設し管理運営される“公共施設”でありながら、どんな運営がされるのか、市民へのサービスはどうなるのか、すべて“企業秘密”とされ、全く知らされませんでした。
こんな状態で、市議会議員として責任をもって審議することはできないと、共産党だけでなく、市政自民や無所属クラブも議案に反対しました。
ちなみに
建物の中では、スクリーンの映像と音で鵜飼を再現する計画(有料)です。しかしこれで何度も足を運びたくなる施設になるのでしょうか。市議団は計画中から指摘をしてきました。