市政の動き−議会・政策・見解

【11年9月議会報告6】リン酸売れずに山積み

回収したリン酸売れずに山積み

   下水汚泥の焼却灰から“リン酸”を取り出し肥料として生産・販売する「リン回収事業」が鳴り物入りでスタートしました。
 ところが初年度(22年度)早々から立ち行かない状況であることが決算から明らかになりました。予定していた年間生産量250トンに対して75トン、売上げも1,000万円の見込みが60万円と大きく落ち込んだ結果となりました。生産は今年度若干回復傾向ですが、品質が一定でないことから肥料会社への一括販売ができず生産者への小売を余儀なくされているのです。農家ではリン酸のみの肥料は手間がかかることから敬遠され伸び悩みとなっています。
 在庫は増え、うず高く積み上げられ収納にも事欠く状況となっています。薬剤費、電力代など生産にかかる経費は7500万円にものぼります。また施設建設には7億円も要しました。借金の返済も始まっています。下水道事業を圧迫する懸念がつきません。 井深市議は事業の“あまさ”を厳しく受け止め見直すこと、そしてツケを市民に転嫁しない事を求めました。

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