市政の動き−議会・政策・見解
【11年9月議会報告8】市民病院決算
市民病院事業会計決算はなぜ継続審査に
市民病院では、病室・厨房の清掃、廃棄物処理などの清掃業務について、年度当初に年間で委託契約をしています。契約金額はおおよそ7千万円余です。
昨年度中の9月、10月、3月に追加の清掃業務を契約の相手方に発注し、業務も完了しているのにその分が未払いであったので、年度末に職員が一部を身銭を切って事業者に支払っていたのです。あわてて今年度23年度で、過年度の雑損失として精算したというのです。
経過は以上ですが、当該年度に発生した債務はすべて決算に計上する原則、「未払い」があれば「未払い」で計上しなければなれません。それをせず翌年度に紛れ込ませることで、不適正な会計処理が隠れてしまうことになります。
堀田市議はじめ厚生委員会での指摘を受けて決算関係書類の手直しが必要となりました。それには監査委員の意見も付さなければならないことから仕切りなおしとなり「継続審査」となった訳です。
「追加清掃業務が必要だったのか」「なぜ半年もみはらいが続いたのか」「業者との関係」「競輪場での不適正業務の発覚を受けて再発防止を呼びかけている只中になぜ未然に防げなかったのか」様々な疑問に市民目線での解明が求められます。